第3回CSR大賞受賞 サッポロホールディングス株式会社

Iサッポロホールディングス

2009年度、日本財団「CANPAN 第3回CSRプラス大賞」で「情報開示部門金賞」を受賞したのはサッポロホールディングス株式会社。同社が授賞するのは2007年のグランプリ、2008年のCSR銀賞に続いて3年連続となる。

評価ポイントのひとつは、ライフサイクルアセスメント(商品の製造だけでなく、原料栽培から加工、容器・外装製造、輸送、販売、使用、廃棄、リサイクルに至るまでの環境負荷を明らかにすること)の強化。同社は昨年、世界で始めてカーボンフットプリントを表示したビールを試験販売した(現在は販売終了)。これは原材料調達からリサイクルに至るすべての段階で排出されるCO2の量を把握し、それをアルミ缶に印刷して表示するという試みで、直訳して「炭素の足跡」とも呼ばれている。

また同社ではビールの原料である麦芽とホップの「100%協働契約栽培化」を実現。ビール作りにおいて、「究極の安全で安心」を保障することに成功している。

「評価していただいたカーボンフットプリントおよびライフサイクルアセスメント、協働契約栽培の話。これらはいずれも本業に近い形での活動です。外国のどこかに木を植えに行っているとか、莫大な金額を文化活動に寄付しているとか、そういう支援ではなく、本業に近い地道な活動を行っているというのが、わが社の特徴かもしれません」

 そう語るのは同社CSR部の福地潤子さん。CSRは本業に関わるものであるからこそ、やり続けなければいけないのばかり。だからこそ景気に左右されず、長年に渡って継続できるのだと語ってくれた。

 福地さんの言葉通り、同社ではスポーツイベントや文化活動に協賛、またメセナや寄付といった活動はあまり行っていない。

「ビール会社はCMが派手ですから、そういった活動も派手に行っていると思われがちですが、私どもはびっくりするくらいやっていないんです(笑)。私たちが何らかの支援活動をするとしたら、継続できるもの、将来にわたって責任が負いきれるものを慎重に選択しています。そのときどきの社会からの要請の中で、本業に近いものからきちんとお答えすることを第一にしています」

 サッポログループはグレーを白くしなければ気がすまないという、真面目を超えて"愚直"とも言える人間が多いと福地さんは語る。

「真面目はいいのですが、逆にそれをアピールすることがあまり上手くない。他社さんから見たサッポロのイメージって、容量悪くて真面目で宣伝が下手。そんなイメージがあるんですよ(笑)。だからこそ、私たちCSR部がレポートなどで恥ずかしがらずに前に出していくということをやらないといけないと思っています」

 本業から逸脱せず、できることを継続してやる。それがサッポロホールディングスのCSR活動。そのひたむきな姿勢こそが、市民から3年連続で支持された理由に他ならない。

(2010年4月14日 00:00)
From CANPAN NEWS
Beers for Books

CANPANプロジェクト

日本財団

CANPANレポート