第3回CSR大賞受賞 株式会社りそなホールディングス

りそなホールディングス

2009年度、日本財団「CANPAN 第3回CSRプラス大賞」で「情報開示部門銀賞」を受賞したのは株式会社りそなホールディングス。金融機関としては初の受賞となる。3兆円を超える公的資金が注入された同社のCSRへの想い、それは"社会への恩返し"に他ならない。

資金注入の後の2005年、どのようにして"恩返し"ができるかが話し合われた際、社員から提案があったのが、子どもたちにお金の流れ、銀行の役割、働くことの大切さを学んでもらう「キッズマネーアカデミー」だ。

「お金のプロ、銀行員という立場からできることは何かと考えたときに、将来の子どもたちに正しいお金の遣い方を身につけてもらうことで恩返しができるのではと。そこから始まったのがこの活動です」(コーポレートコミュニケーション部桑原崇さん)

2005年の夏休みに東京、大阪、埼玉の3会場で開催されたこのアカデミーに参加した子どもたちは約90名。1億円の重さを体験し、お札を数え、楽しいゲームなどを使って銀行の仕事、お金の役割、そして何より将来の夢をかなえるためにお金とどう付き合っていかなくてはいけないかということを子どもたちに伝えた。

「銀行のATMにカードを入れたら、いくらでも自由にお金が出てくると思っている子どもがとても多いんです。実際はそうではなく、実は両親が働いて、決められた金額の中で生活している。そうしたことを伝えて、働くことの大切さや両親への感謝の気持ちを認識した子どもは多いですね」(桑原さん)

 そして同社のCSRのテーマのもうひとつが「女性たちのために」。りそなグループのお客のほぼ半数が女性。そして社員の約6割が女性であるということから、「女性に支持される金融サービスグループNO.1」を目指してきた。

2005年4月、女性が生き生きと活躍できる風土作りに向けた経営直轄の諮問機関『りそなウーマンズカウンシル』が発足。2006年6月には女性社員による女性の視線で商品開発、企画展開する『りそな「私のチカラ」プロジェクト』が始動。

「女性は男性が気付かない細かいことに気付く。例えばうちの産休1年と1ヶ月。何故プラス1ヶ月なのかというと、子どもの誕生日を祝ってから復帰しましょうということなんです。そういった細かいことは男性だと意識できません」(桑原さん)

 こうした取り組みによってこれまでは「女性の仕事はここまで」という意識があったが、今では「女性がどんどんやってもいいんだ」という意識に変わってきたとのこと。

 その他にも金融機関では初となる環境省の推進する「エコ・アクション・ポイント」事業への参加や、消費者と地域企業を結びつけるモニター会を開催するなど、様々な"恩返し"を試みているりそなホールディングス。社員一人ひとりに"恩返し"という意識が芽生えた同社のCSR活動は、ずっと続いていく。

(2010年4月14日 00:00)
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