宮城県気仙沼市をもっと妊婦や子育てに優しい市へ【一般社団法人ジェスペール】

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 ジェスペールでは、被災地の妊産婦とみなさんをつなぐ【東北こそだてレター】をメルマガにて毎月配信。

今月は宮城県・おっぱい塾の活動から考える「震災支援・地方の子育て支援」を考えるがテーマ。被災地での「これから」と「今」そして「未来」。
過去の東北こそだてレターはこちらから。

 なお、以下はメルマガの抜粋。現地で実際に支援活動にあたっている助産師からの生の声である。

 宮城県気仙沼市では、妊婦さんから1歳前後までの赤ちゃんとお母さんを対象に「おっぱい塾」というサロン活動を行っている。お母さんたちの情報交換や友だちづくりの場、癒しの場となっていて、授乳や育児に関するアドバイス、ハンドマッサージやベビーマッサージなども行っている。

 代表の三橋園美さんは助産師。忙しい中で寄せてくれた文章からは、気仙沼市という地域の子育て支援の手薄さが浮き彫りになっている。震災から2年未満の今は、一時的に外部からの支援の手が入っているが、三橋さんはこれらの支援がなくなった後のことをとても心配しているという。震災支援と同時に地方の子育て支援の在り方をも考えさせられる。

 大震災から1年8カ月。宮城県気仙沼市では、がれきの撤去や住めなくなった住宅の解体がすすみ、更地が目立るようになった。特に夏は空き地に雑草が生え、のどかな風景のようにさえ見え、少しずつプレハブや新しい建物が建ち始めているという。

 「おっぱい塾」のサロンは月に1度小児科で開催。この小児科は震災時に床上まで浸水した地域にあり、室内には泥がたまり診察に使う機械類も被害を受けた。その小児科の待合室をご厚意で貸してもらっているそうだ。

 「おっぱい塾」の活動の始まりは二十数年前にさかのぼる。市内の薬剤師が中心となってサロンの開催や母乳育児の支援をおこなっていた。しかし、その薬剤師が亡くなってから活動が中止されていた。

 その後、気仙沼で出産した複数のお母さんから「おっぱいについて教えてくれる場所がなく、母乳育児がうまくできなかった」という声が聞こえてきた。そこで、「いま子育てをしているお母さんたちの手伝いをしたい」と、2010年11月から活動を始めたのである。

 しかしようやく活動が知られるようになってきた矢先の2011年3月、大震災が起きた。一緒に活動していた方も被災、ボランティア活動ができない状況になってしまったが、同年8月には活動を再開することができた。

 「現在の気仙沼市は、妊婦や子育てに優しい市とはいえません。子育てしにくく、ますます少子高齢化が進行するのではと思います。せめて現在行われている子育て支援の一部でも、継続できるようになればいいと願っています。」

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(取材日 2012年12月3日 東京都文京区)
(2012年12月 3日 08:00)
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