間伐材をつかった贈呈品を製作 南三陸で1000人雇用したい【フロンティアジャパン株式会社】

南三陸工場 内職の様子
 密集した森林を間引く作業から発生する「間伐材」を有効に活用し、企業向けノベルティーグッズ(贈呈品)の製作や販売を手掛けるフロンティアジャパン株式会社(本社:東京都江東区)が宮城県南三陸町に工場を設立した。
 ここでは被災地の間伐材や被災住民の腕を生かしたグッズ作りが進められている。

 設立した「フロンティアジャパン南三陸工場」は、廃校になった中学校の校舎およそ70平方メートルを活動の拠点として、グッズ製作に必要な生産機能を集積。岩手県や宮城県の森林組合を通じて「杉の間伐材」の仕入れから津波の被害を受けた「杉材」を利用し、木材を加工したグッズに仕上げている。ブックマークやマグネット、ピンバッジなど種類も多い。

 この工場では、男性1人を製造担当の正社員として現地採用の他、近隣の仮設住宅に住む主婦たちおよそ20人がグッズの袋詰めなど内職にあたっている。

内職をおこなう女性たちは「楽しく作業をしています。どんなグッズができるのかが毎回楽しみです。」「みんなで助け合いながら仕事をしています。家から外に出ることで情報交換の場にもなっています。」など意見している。
額賀泰尾(ぬかが・やすお)社長は「生きがいにつながる雇用の創出こそ、地域を活気づけることである」と、自身の住まいを東京から同町に移している。

「南三陸工場で1000人を雇用するのが目標ですね。東京から20代・30代などの若者にもっと出稼ぎに来てほしい。南三陸でしっかりとした生活ができる仕組みを作っていきたいです。」(額賀社長)

フロンティアジャパンでは、現在「企業の森を誘致するプロジェクト」を進めている。「南三陸地方の森林はとても素晴らしい。杉、檜、赤松など森林再生にご協力いただきたい。森の整備をすることで降った雨が南三陸の志津川湾に流れ、そのままその水が海に流れて魚の養殖に役に立ちます。綺麗な海をつくるのは山なのです。ぜひ森を育てていきましょう。」(額賀社長)

フロンティアジャパン南三陸工場の様子はこちらのページから。
(取材日 2012年5月29日 東京江東区)

(2012年6月18日 08:00)
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