震災を忘れないでいてほしい 震災マンガで被災地支援【みすこそ】

 

いつか、菜の花畑で~大日本大震災をわすれない~ 震災から半年。震災報道をもとに描かれた漫画をまとめた単行本「いつか、菜の花畑で~東日本大震災をわすれない~」が扶桑社から9月10日に発売された。

 著者は慶應義塾大学を卒業し、社会人を経て、現在は早稲田大学大学院に通う女子大生のみすこそさん。この本は犠牲になったひとり一人に思いをはせ、テレビやインターネットなどの震災報道や見聞をもとに創作されている。

 『日本はどうなってしまうのか』という不安で、しばらくの間はニュースを見てはただ涙を流す日々だったというみすこそさん。しかし「涙を流すそのエネルギーを何か別のものに変えてみては?」と周りからいわれ、ライフワークとして描いていた自らのブログに震災マンガを掲載し始めた。

 この震災エピソードをテーマにした漫画はブログにアップされてからというものtwitterなどを通じて、多くの人たちの間で話題となり、その読者の一人が扶桑社の書籍編集者だったことから書籍化が実現。

震災の被害にあった人々の個々人の物語に焦点を当てた短編8つとタイトルにもなっている「菜の花」をあわせ、9つのストーリーをまとめたものとなっている。

 著者のみすこそさんは5月末に10時間かけて岩手県大槌町をバスで訪れ、泥出しボランティアを経験。「バスから出たとたんに目に着いた瓦礫の山、そして腐敗した有機物と海水の混ざった鼻をつく匂いから湧き出た感情は今でも忘れられません。」(著書のコラムより)

大槌町では今回の震災で、津波から逃げた経験をもつツアーの添乗員さんに出会い、震災時の様子を聞いたという。添乗員さんから、『被災地で見たこの現状を伝えてほしい、震災を忘れないでいてほしい』と熱い想いを預かってきた。この本の印税はみすこそさんの意向で被災地への寄付となる。

「いつか、菜の花畑で~大日本大震災をわすれない~」は全国書店にて扶桑社から税込1000円で発売中。インターネットでの販売はこちらのブログの真ん中あたりを参照のこと。Amazon、楽天ブックスから購入可能となっている。

CANPAN NEWSでは後日、この本の著者みすこそさんのインタビューを掲載予定。こちらの方もお楽しみに。

(取材日 2011年9月14日 都内某所)

(2011年9月15日 00:00)
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