震災孤児のために 歌の力で心の扉を開きたい【SONGS FOR HOPE】

ラジオ番組生放送のスタジオの様子
 東日本大震災の復興を願い、各地でチャリティイベントが行なわれている。イベントに参加することで気持ちを支援したり、被災地の物資を購入することで支援するなど方法はそれぞれだが、震災から半年経ち、国民の被災地に対する意識はどのように変わってきているだろうか。
 ソプラノ歌手の柴田智子さんは、9.11アメリカ同時多発テロを現地で経験し、その後今を生きる喜びを伝えるために、ニューヨークと日本を中心に国際的な音楽活動を続けている。今から10年前の9月11日、ニューヨークにいたという柴田さんは、ツインタワーが目と鼻の先にある場所に住み、地下鉄の入り口でその瞬間の音を耳にした。食べるものもなければ水もない、空港も閉鎖するという中被災した人たちにおにぎりを作り持って持っていき、心が折れてしまった消防員たちを抱きしめながら、励まし、歌うことで自分自身を奮い立たせていたという。住んでいたアパートには粉塵が10センチ積もる状態が続き、「呼吸はほとんどできない状況でした。目が真っ赤になって喘息になりました。しかし、自分が支援をできる現場いたことがラッキーでした。」(柴田さん)

  3.11東日本大震災のときには日本にいたという柴田さん。「震災が起きてから3~4日、まだ行方不明者の方も生きていらした間に、被災した皆さんを自分の力で助けることができなかったことは悔しかった。」と想いを語っている。柴田智子さんは『音楽の力を復興に役立てれば』と、今年5月から「SONGS FOR HOPE」の活動を開始。第二回目のコンサートは「WE ARE FAMILY FOUNDATION」とコラボレーションし、ニューヨークのKOSCIUSZKO FOUNDATION で9月9日に行なわれ、来週29日木曜日には代々木公園駅すぐのHAKUJU HALLで第三回目となる「東日本大震災孤児レインボーハウス建設支援チャリティーコンサート」を行なう予定だ。被災地を訪ねた時に、宮城県名取市閖上地区で被災した小学校に通う6年生の女の子に出会ったという柴田さん。「勇敢に希望の星となれるように頑張る」と作文で想いを綴っている。コンサートにはこの女の子の作文の朗読もあり、ソプラノの歌声とハープが奏でる感動のステージになることは間違いない。

 なお、このコンサートは売り上げのすべては、あしなが育英会を通じ、震災孤児のための支援となる。

「東日本大震災孤児レインボーハウス建設支援
チャリティーコンサート SONGS FOR HOPE VOL3」
●日時 9月29日(木曜日)夕方6時開場 6時半開演
●会場 HAKUJU HALL (代々木公園)
●チケット 一般5000円 学生3500円
●お問い合わせ 電話0570-00-3337
サンライズプロモーションのホームページまで。

柴田智子さんプロフィール

ソプラノ歌手。
音楽大学に通う頃より本格的な声楽を学びつつ、パブでの演奏や人気歌手のバックコーラスなどでジャンルを問わず経験を積む。1984年には、ジャスやゴスペルの世界を体感すべくニューヨークに渡り、ジュリアード音楽院等に在籍。ジャスクラブなどでの弾き語りなどをしながらニュージカルやオペラにも造詣を深める。
その後、ミラノへの声楽留学のご経験を積み、2001年の9.11アメリカ同時多発テロを現地で体験し、今年3月の東日本大震災でも音楽の力を復興に役立てるための活動を続けている。クラシックというジャンルを越え「今を生きる喜び」を音楽、そして歌うことで世界に発信している。

(取材日 2011年9月21日 東京都浜松町)

(2011年9月22日 11:30)
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