薬草料理を食べて元気に過ごそう【徳島県月ヶ谷温泉月の宿】

薬草料理・上勝伝統郷土料理教室 以前本サイトでご紹介した徳島県上勝町は、人口およそ2000人、レストランや料亭などの料理に用いられるつま物の"葉っぱ"を生産し販売するという、いわゆる「葉っぱビジネス」を成功させた。この葉っぱで年間1000万円の収入を得るお年寄りも出現し、マスコミでも大きく取り上げられている。今、上勝にある月ヶ谷温泉「月の宿」では、野生の薬草と上勝の食材を使って自らが作る料理教室が人気だ。薬草とは、一般的には世界各地で用いられている薬用植物であり、中国で伝えられた中薬や日本に伝わった漢方薬、日本の民間医薬などを差すが、この料理教室では「野生に生えている葉っぱを乾燥させた薬草」を中心として、上勝の食材と旬を取り入れた料理を作っている。体験プログラムはおおよそ5時間。崇城大学薬学部の村上光太郎教授からの講義から始まり、使う食材や薬草の説明~月ヶ谷温泉「月の宿」料理長関口安隆さんによる調理実習~昼食会~意見交換会試食という流れで3500円。講義では、身体の中で骨はどのような役割を果たしているかといった知識や薬草の効能、効果などを説明され、体験を通して「食と健康の関係」を深く学ぶことができるプログラムだ。今年2月にCANPAN NEWSのスタッフが実際に薬草料理教室を体験した。この日は愛媛から観光バス1台分、35人の女性サークルの皆さんが参加されていた。メニューは4種類。薬草料理2種類と上勝伝統郷土料理2種類、合計4種類をおおよそ40人が料理長指導のもと調理した。

<薬草料理>
すり流しクズ寄せ鍋 (薬草 クズ)
アズキと切り干し大根酢煮  (薬草 アズキ)

<上勝伝統郷土料理>
にじますのけんちん焼き
手打ちそば

薬草料理は二種類。
クズはすり流しにして寄せ鍋に。ほんのりピンク色の鍋つゆはクズの花の色。クズには解毒作用があり肝臓や腎臓を丈夫にする働きがある。お腹の中から悪いものを出し、風邪にも効くといわれている漢方の一種。
アズキは塩をいれてふっくらと炊き、切り干し大根とあわせて酢を加えて炊く。アズキは塩と一緒に炊くことで腎臓を丈夫にする働きがある。アズキと砂糖では腎臓には効かない。上勝伝統郷土料理では、手打ちそばを習う。そば粉と水をあわせ手で練る。練るときの力加減や薄く生地を伸ばすときのポイントなどを教わるが同じ厚さにのばすのは難しい。生地をたたみ包丁で細く切る。蕎麦を大鍋で茹で冷水に放ち、器に盛る。

細かいポイントなどを教えてもらいながらの調理が続く。食材の下処理の仕方や保存方法、味付けのポイントなども、料理長自ら丁寧に説明がなされる。

月の宿では、毎月料理教室を開催している。次回は9月6日火曜日の予定だ。

詳しくは
月ヶ谷温泉「月の宿」
電話 0885-46-0203
メール info@e-kamikatsu.jp 
ホームページ まで。

※当日のメニューや、薬草料理教室の模様はこちらから。ぜひ写真もあわせてお楽しみください。

(取材日 2011年2月22日 徳島県上勝町)

(2011年7月25日 16:00)
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