花桃は間もなく見頃を迎えます 【南信州昼神温泉郷】

三色に咲きわける美しい花桃(4月26日撮影) 震災の二次被害により温泉郷が悲鳴をあげている。海外からの観光客も多く訪れることで知られる日光東照宮に代表される観光地、栃木県日光市では旅館が経営難に伴い閉館をするなど、観光地の経営が厳しくなっている。そんな中先日、本サイトでも紹介した花桃の里として人気を誇るの南信州昼神温泉郷が間もなく花桃(※1)の一番の見ごろを迎える。

「昼神温泉郷への客足はだんだん増えてきています。長野県の他地域では6割減というところもありますが、昼神はもともとツアーよりも個人でお越しになる方が多いということもあり元に戻ってきています。GWは29日と3日が全館満室となっていますが、その他も満館に近い日が多いです。2週間ほど前までは、GWはガラ空きという状況でしたが、直近で埋まってきたという感じですね。」そう答えるのは昼神温泉観光局の村松晃氏。

花桃の見頃を迎えるのは5月に入ってから。今年は寒さもあり例年よりも一週間ほど開花が遅かったという。現在桃源郷の花桃は2、3分咲き。桃源郷よりも下に位置する昼神温泉周辺は美しい桃の花が咲き出し、街は美しく桃色に染まっている。昼神温泉郷ではこの季節花桃にあわせ、花桃まんじゅうを販売。桃色の花桃をあしらったふんわりとした桃色のまんじゅうも一度食べていただきたい。6月~7月には"期間限定スペシャル企画"を中京を中心に販売し、同じ商品を首都圏でもPRすることを検討中。旅館が格安の商品を用意して、その商品を買って頂いたお客様に義援金を頂くというプランとのこと。

「日本一の星空を謳ったプランも展開する見込みです。夏休みはファミリーをターゲットにして、魚のつかみ取りなども考えていますよ。みなさんに美人の湯、昼神温泉のお湯にゆっくりつかって頂き、身体の疲れをとって頂きたい。」(昼神温泉観光局・村松晃氏)

また昼神温泉郷では現在でも被災者受け入れを行なっている。

「4月28日現在で58名・174泊の被災者受け入れをしています。南相馬市から飯田市へ避難されている方が大半ですね。その他は福島県から独自に非難されている方です。昼神温泉の恵山という旅館の佐藤社長が"南相馬市の人達は全部うちで受入れをしたい"という意向ですので南相馬市の方々は恵山でお受けしています。明日からは東京へ避難している南相馬市の方々を恵山のマイクロバスで送迎し、15~16名を受け入れる予定です。」(昼神温泉観光局・村松晃氏)

花桃は5月~中旬までが見ごろです。ツアーや宿泊など、詳しいお問合せは昼神温泉観光局までどうぞ。

※花桃(ハナモモ)

原産地は中国。花を観賞するために改良されたモモで花つきがよいため、主に花を観賞する目的で庭木などによく利用される。赤白ピンクの三色に咲き分ける花桃、この花の原産はどこであるか諸説がある。森鴎外がドイツ留学の帰途、舞姫「エリス」を忘れなきため持ち帰ったとか?電力会社社長であった福沢桃介(福沢諭吉の娘婿)が、ドイツのミュンヘンで華麗に咲く三色の花桃を見かけ、その美しさに魅せられ3本の苗を購入し帰国、木曽の発電所庭に植えたのが始まりとも言われている。日本で数多くの品種改良が行われ、種類が豊富。観賞用のハナモモとして改良が行われるようになったのは江戸時代に入ってから。結実するが実は小さく、食用には適さない。

(取材日 2011年4月28日 長野県昼神温泉郷)

(2011年5月 2日 14:00)
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