ワインバーからも被災地支援を 【bar bossa】

bar bossa 渋谷駅を降り、人通りの多い駅前からセンター街を抜けると、小さなレコード店や洋服店、多国籍の飲食店や飲み屋が建ち並ぶ。その一軒、角を曲がったところにひっそりとたたずむ、ブラジル・ボサノヴァ音楽のかかるワインバー"Bar Bossa"がある。

このお店では震災から3日間は営業を休んだが、3日後の3月14日から"ろうそく"のみで営業を再開。売り上げの10パーセントを被災地支援のために寄付をするという取り組みを3月31日までおこなった。

カウンター6席、テーブルが6つ、およそ20数名入れるこのバーは各種ワインやオリジナルカクテル、美味しいつまみのメニューを用意している。もともと音楽ファンや業界関係者でにぎわうこちらの店舗も、震災を受け最初は客足が伸び悩んだそうだが、ツイッターで「ろうそくのみで営業中、売り上げの10パーセントが被災地支援になる」とつぶやいた途端、常連のお客様を中心に客が増えたという。お客さんの中には、おつりはいらないのでその分を支援に回してほしいという人や、5000円をわざわざ会計時に別で渡し、支援として一緒にお願いしたいと持ってくる人もいたそうだ。日ごろから寄付などには意識はもっているが、寄付の方法がわからないという人にとって、注文したお酒や食事から一部が支援に回るという試みは、わかりやすく寄付をしやすい手段となったようだ。

「実際にろうそく営業を試みて、お店にきてくださるお客さんをはじめ、人と人とのつながりを感じ、いろいろと見直すいい機会となりました。東京の被害を受けなかった場所で、一緒に沈んでいてもしょうがない。営業をすぐに再開したことはとてもよかったと思っています。今後もお店を使ってでチャリティライブなど積極的にやっていきたいと考えています。」店長の林伸次氏はこうコメントした。尚、3月14日~31日までの売り上げの10パーセントは日本赤十字を通して被災地へ寄付されるということだ。

(取材日 2011年4月25日 東京渋谷)

(2011年5月 2日 11:00)
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