被災地に笑顔をもたらした太陽の力【NPO法人そらべあ基金】

避難所でのパフォーマンス 本サイト既報、NPO法人そらべあ基金が被災地に派遣したソーラーパワートラック第二陣が4月19日に活動を終え、帰京した。
 今回は5日間に渡り、宮城県南三陸町の旭ヶ丘団地、志津川・大森地区などで、太陽光発電による電力を届けると共に、炊き出しやアーティストによるパフォーマンスも提供し好評を得た。
 子どもたちにアニメのDVDを見せたり、ゲーム機・携帯電話・シェーバーなどの電力を供給するほか、特に喜ばれたのは洗濯機の脱水機能だった。
 また炊き出しでは、新宿イカセンターが全面的に協力し、東京からイカを生け簀で直送。活け造りの刺身のほか、ポンポン焼き、イカ焼きそばなどのメニューを提供し、被災者たちに大いに喜ばれた。
 パフォーマーは、バルーンアートの「ちゅーりっぷ」、ダンス・パフォーマンスの「銀座本店」、そしてシンガーソングライターの「香蓮(かれん)」というラインアップ。アーティストたちは避難所でのパフォーマンスを「受け入れてもらえるか」という不安の中での会場入りだった。しかし自治会長の「避難所生活では、なかなか笑うことが少なかったので感謝します」という言葉に勇気付けられ、やる気マンマンでステージを務めることに。熱気のこもったパフォーマンスに、会場は大いに盛り上がった。
 今回の支援ツアーに同行したそらべあ基金事務局の矢名葉登紀子さんは、次のように話した。
「3月11日以来大好きなお刺身を食べていなかったおばあちゃんが、涙ながらに『おいしい、おいしい』と一杯食べてくれたのが忘れられません。涙を流しながら歌を聞いてくれた女性の方の姿も...。宮城の皆さんの素直な気持ちに、鼻の中がツンとしてきました」
「根っこから曲がった電柱や、剥がれたコンクリートを見て、避難所になった高台まで届いた津波の威力を肌で感じて...。亡くなった方の話も聞きました。思い出すと辛いです。でも、私たちのような得体の知れない団体も優しく迎えてくれて...(笑)。素朴で優しい宮城の皆さんが、大好きになりました」
 そらべあ基金の取り組みは、これからも続いていく。ソーラーパワーで被災地に笑顔を届けようというこの活動に、多くの方の支援が寄せられることを切に願う。

※掲載した写真は、そらべあ基金のホームページからお借りしたものです。

(取材日 2011年4月27日 東京淡路町)

(2011年4月30日 11:00)
From CANPAN NEWS
東北地方太平洋沖地震支援基金

CANPANプロジェクト

日本財団

CANPANレポート