乳幼児や妊婦を被ばくから救え【赤ちゃん引っ越しプロジェクト、うつくしまNPOネットワーク、NPO法人ザ・ピープル】

CANPAN NEWS 関西で活動するNGO、NPO有志らが連携し、被災地に物資を届けると共に放射能の恐怖から赤ちゃんや妊婦を救おうという「赤ちゃん引っ越しプロジェクト」が始動した。
 第一陣が大阪を発ったのは、3月19日。助産師や保育士などのスタッフ、およそ10人が米やガソリン、おむつ、生理用品などを積み込んだ車に乗り込み、いわき市へ。現地で活動を行っている「うつくしまNPOネットワーク」と連携し、物流拠点に物資を届けると共に、関西方面に避難する2組の家族と合流。会津若松で一泊したあと、およそ12時間をかけて大阪に戻った。

 関西方面からは、寺院やアパートの空き部屋など20~30件の提供申し出があり、今後も引っ越しプロジェクトは継続される。第2便は3月27日に出発予定。
 一方、いわき市で活動するNPO法人「ザ・ピープル」では、このプロジェクトに協力。避難する家族を運ぶため緊急車両の認定を受けてガソリンを満タンにして待機していたが、結局使用せずに済んだ。
 そこで、津波被害に遭った水産加工会社から「壊れた冷凍庫の中の冷凍魚を、解凍され廃棄処分になる前に有効活用できないか」との要望に応え、サーモン、さんま、かまぼこなどの食材を、市内19ヶ所の介護施設や障害者施設に配布した。
 いわき市は、かつて日本一の面積を誇っていただけに、市内は広く、行政のサポートも隅々までは行き届かない。十分な栄養を摂れない施設も多いため、こうしたNPO等市民活動による災害弱者支援が欠かせない活動となっている。

(取材日 2011年3月25日 関西・福島県いわき市)

(2011年3月25日 10:30)
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