両手に一杯の思いやり、岡山から東北へ【有限会社トモニー、株式会社トモニー・きずな】

 

募金集めをしたトモニーの社員たち 自閉症やダウン症、知的障害などを持つ人々が、今回の震災に接し、義捐金を持ち寄って、日本財団のCANPANプロジェクト・東北地方太平洋沖地震支援基金への寄付を行った。

 基金にご協力いただいたのは、岡山市の総合サービス会社「トモニー」と、グループ企業の「トモニー・きずな」に所属する、障がい者の従業員たち。

 震災後、日本財団笹川会長の3月17日付ブログ「ウエブサイトのちょっといい話」を紹介したところ、「私たちにできることはないか」との声が続出。結局、寄付を行うことに話がまとまったもの。このブログに「頂戴する寄付は全て、老人、障害者への支援、あるいは不幸にして両親を亡くした子供達への基金設置などに活用し、人件費その他間接経費は日本財団が負担。事業説明、会計報告も実施し、寄付者の納得する説明責任を果たしますので是非ご協力ください」とあったのが、寄付先に日本財団を選ぶ決め手となった。
 「トモニー(*1)」は、単なる障がい者の授産施設ではなく、利益を出すことを目的とした株式会社だ。職務についても「障がい者用の仕事」を割り振るのではなく、本来は健常者にしかできないような内容のものでも、細かく分割して、可能な限り障がい者が担当。徹底的に適性を見極めて、その人がいちばん能力を発揮できる仕事に就いてもらうことを目指している。これは「トモニー方式」と呼ばれて、全国から注目を集めているやり方だ。事業は社会福祉法人で使われるリネン類の洗濯、施設の清掃、食堂や喫茶店の経営など多岐に渡る。これにより、従業員は自らの仕事に誇りを持ち、正当な労働の対価としての給与を受け取ることが可能になる。
 今回の寄付に際しても「自分たちで稼いだお金から持ち寄った。遠くからだが、被災された方々に少しでも元気になってほしい」と真心のこもったメッセージを寄せている。

*1・・・重度障害者多数雇用事業所 (有)トモニー

重度知的障がい者19人(IQ50以下程度) 中・軽度知的障がい者1人(IQ60程度) 重度身体障がい者1人(上下肢2級) 合計21人

           就労継続A型事業所 (株)トモニー・きずな

重度知的障がい者38人(IQ50以下程度) 中・軽度知的障が者(IQ60程度)4人 重度身体障がい者1人(身体1級) 中・軽度身体障がい者1人(視覚3級) 精神障がい者4人 合計48人

両社合計の障がい者数69人

(取材日 2011年3月23日 岡山県岡山市)

(2011年3月23日 17:00)
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