被災地・いわきの最新状況を伝える【いわきスカイストア】

いわきの食材について語る松崎氏今回の震災の被災地、福島県いわき市は、地震で大きなダメージを受けた上、3月16日には、原発事故のため屋内退避命令が出て、正常な市民生活を送ることが不可能になっている。

さらに、風評被害により、救援物資が届きにくくなるという負の連鎖が拡がり、また市内のスーパーが地元産野菜の受け入れを拒否するという事態に。ツイッターにも、食糧も水も何もかも足りないという市民からの切実な叫びが書き込まれている。およそ1年前、CANPAN NEWSが取材に訪れた「いわきスカイストア」も、地震直後から炊き出しを行い、若干の食品提供を行ってきたが、屋内退避命令により、現在閉店を余儀なくされている。

以下スカイストアの委員長、松崎康弘さんから寄せられたメールを再構成し、現地の模様を報告する。
「スタッフは全員無事でしたが、家が倒壊した人もいます。取引業者も、工場を流された人、家族を亡くした人などさまざまです。一番きついのは、地元のスーパーが、数日前から地元農家の野菜を早々と受付拒否し始めたことです」
「いわきは宮城、岩手、原発の被害の陰にあって、情報の収集、発信が最悪の状況です。マスコミがいなくなってしまったのでしょう、被害状況はほとんどメディアにのってきません」
「スカイストアも昨日から、店を閉めざるを得ませんでした。屋内退避命令がある以上、動く術が閉ざされたのが現実です。もっとも物資もすべてなくなってしまったのですが...」
「いわき市は、現在、国による退避指示の範囲になく、健康被害が心配されるものではないが...という但し書きつきで『安定ヨウ素剤の配布に係る市長メッセージ』が、18日9時に出されました。なぜ配らないのかという市民の不安に思う気持ちに応え、万が一、高い濃度の放射能物質にさらされた場合に備えて・・・というものだそうです」
「原発に隣接するいわきのような地域にあっては、一歩遅れれば取り返すことのできない事態に陥る今、『東電が、保安院が』と責任逃れの国、何の指示も出せない自治体、指示を受けないと動けない状況の市民、そういう自分。負の連鎖ですね」
「万が一に備え、被災地用、自分用の最低限の物資を車に積み込み、屋内退避の状態でこれを書いています」
「みなさまのご無事をお祈りします。また、元気にお会いしましょう!なんとかなるはずです。松崎康弘」

以上が18日に寄せられたメールである。

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「CANPAN NEWSでいわきに取材にお伺いしてからおおよそ一年、松崎さんのパワーあるお人柄、明るい笑顔、丁寧に説明をしてくださる姿勢、手作りのおそうざいの味をしっかりと覚えています。いわきで育ったとれたての野菜をすぐに自宅に送り、自ら料理をして食べたのがついこの間のようです。松崎さん、いわきの皆さん、頑張ってください。CANPAN NEWS 編集長 本司有香」

(取材日 2011年3月18日 福島県いわき市)

(2011年3月18日 18:00)
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