去る10月27日、東京・赤坂の日本財団ビルで、日本財団の定例記者発表会が行われた。今回の目玉となったのは、昨年に続き行われた「第2回企業のCSR活動レイティング」の結果発表。これは、企業のCSR報告書やウエブサイトなどを対象として、240項目に及ぶ詳細なチェックを行ったもので、2年続けてトップにランクされたのは積水ハウスだった(上位入賞企業は別表参照)。笹川陽平会長は「世界的に見ても日本のCSRは大変遅れている。部署があっても、多くの企業は形だけで、もっと積極的に市民社会に入っていき、共に仕事をしていくことが求められている。この発表により、企業に刺激を与えたい」と、レイティングの意義を強調した。
社会福祉分野においては、ろう児の高等教育支援への取り組みが紹介された。「手話はそれ自体が言語であり、ろう者が母語である手話で教育を受ける権利が保障されるべき」との考え方を明らかにした後、ろう学校卒業者の大学進学率が僅か15%に過ぎない事実を指摘。今後の多方面における支持を表明しつつ、現在、日本社会事業大学で行っている、ろう者によるろう者のための授業を紹介。こうした動きは、本欄既報の明晴学園で学ぶ小中学生にとっても、朗報であろう。
(別表)
第2回 企業のCSR活動レイティング
(順位)(社名)*株式会社は省略
1 積水ハウス
2 東芝
3 関西電力
4 凸版印刷
5 デンソー
6 三洋電機
7 日立製作所
8 ニコン
9 日本精工
10 マツダ
(取材日 2010年10月27日 東京都赤坂)
