リサイクルを考えるなら、その準備を怠る事なかれ【エコキャップ推進協会】

エコキャップについたメーカーのシール
 環境省の発表によると、2007年度の全国のゴミ総排出量は5082万トン。これは東京ドーム約137杯分、2トントラックで2500万台以上にもなる量だ。

 ゴミの量を減らして資源を循環させ、環境に与える負荷を減らす目的で推奨されるリサイクル活動。先日紹介した「エコキャップ推進協会」が回収したボトルキャップも、リサイクル業者に1kg(400個)10円で買い取られ、建築資材や植木鉢などのプラスチック製品に作り替えられている。

 しかし、回収された全てのキャップが、リサイクルに回されているかというと、そうとは限らない。中にはリサイクルできずに、結局ゴミとして捨てられてしまうものもある。その理由はいくつかあるが、主な理由のひとつが汚れ。キャップ粉砕の過程で一応は洗浄されるものの、汚れの酷いものやタバコの吸殻や虫の死骸と一緒になったようなものは、粉砕機に投入できずに捨てられてしまうことも。

 そしてもうひとつの問題が、キャップに貼られたキャンペーンシールや値札。紙が貼ったままの状態だと、再生されるプラスチックに紙が混ざって品質の低下を招くこともあり、そのままではリサイクルできない。エコキャップ推進協会の事務局長の永田近さんも、このシールには頭を悩ませているという。

「多くの小学校や幼稚園などでキャップを集めてくれています。また、子どもたちがキャップを洗ったりシールを剥がしたりしてくれるのですが、シールを剥がすときに爪を剥がしてしまうこともあります。リサイクルのことを考えると、できればメーカーさんにはシールは貼っていただきたくないんです」
 
 リサイクル収集ボックスに入れたことで満足することなかれ。リサイクルにも準備が必要だということをお忘れなく。ペットボトルも、もちろんキャップも、リサイクルを考えるなら洗ってシールを剥がすところから始めよう。

(取材日2010年6月7日 神奈川県横浜市 関内)

(2010年7月20日 12:00)
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